『人生がときめく片づけの魔法』近藤麻理恵(サンマーク出版)
「片づけはマインドが九割」
片づけコンサルタント「こんまり」さんこと近藤麻理恵さんの2011年発行の本。
テレビや雑誌で拝見したことはもちろんあったのですが、気になりつつもなぜか手に取らずにいた本でした。(だって、わたしそんなに片づけられないほうではないと思ってたんですよね。定期的に持ち物を見直すので、物も少ないし...)
「今年は100冊読むぞ」と思った時に「今まで手に取らなかった本こそ読もう!」と思ったことを思い出して手に取った次第です。
結果、本日午前中から「片づけ」を始め、ゴミ袋4個分の「捨てるモノ」が…! (ひえええ)
なんてこった!まだまだこんなにもときめかないものを部屋に忍ばせていたのか!!と自分でも驚きました。去年 、11月に引っ越してきた時もダンボール約6個分の荷物しかなかったはずなのになあ。
こんまりさん流「片づけ」のルールは簡単。
・「ときめき」を感じないものは捨てる。
・ モノ別に一気に(短期間で)行う。
・あらゆるモノの定位置を決める。
がざっくりしたルールかな。本にはもっと細かく書いてます。
結局、捨てられない原因を突き詰めていくと、実は二つしかありません。
それは過去に対する「執着」と「未来に対する不安」。
とありましたが、まさに「持っているモノ」ってセルフイメージを表しているもの。
モノで部屋を溢れさせている人って、「どんな自分でいたいのか」なんて理想も持てていないのだろうし、「自分にとって」必要なもの/いらないもの の判断ができていないんだろうなあ。(自分もまだまだだな。気をつけよう。)
この本を読んでまっさきに浮かんだのが、年下の友人 Hちゃんでした。
「こうなりたい」という自分のセルフイメージ(見た目・仕事・生活)をはっきり持っていて、いつもそれに向かってストイックに努力しています。
そして、めちゃくちゃ「自分だいすき!」で「鏡、3時間とか見てられる〜」とかいつも言っているのですが。笑
そんな、Hちゃんを思い出しながら、
自分の好きなモノだけに囲まれて過ごすって、簡単だけど大きな自己肯定じゃない?
って、思ったんです。
「自分きらい」って思うよりも「だったら、嫌いなところを見直そう!」って思う方が、魅力的じゃないですか?
そんな彼女は、子供の頃から両親に「世界イチは難しいかもしれないけど、この塾イチかわいいよ!」とか褒められて育ってきたそうで。面白いなあと。子供を持った友人を見てても、親って「しっかり育てなきゃ!」思うあまり、あまり子供を「かわいい」とか言葉にして褒めたりしない方が多いんじゃないかなあ。(本当にちいさい頃は別だけど)
親って一番初めに会う「他者」だから、そのひとから「認められている」って感じるって大事じゃないかな〜なんて、自分の子供の頃を思い出して思ったのです。
自分に自信がない人より、多少ナルシストの方が仕事も成功している気がする。自分比ね。
あ、なんか話がずれてしまった。
「モノの定位置を決める」
「モノにもっと愛情を持って接する」
ことが、「片づけ」における わたしに足りないことでした。
片づけって習ったことがないし、自己流だからこうやって知れると面白いですね。
「人生がときめく洗濯」とかも、あったらいいのに!