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こつこつ読書感想文📝

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『すべてはあの謎にむかって』川上未映子(新潮社)

ファスト&スローが読み進まなすぎて(やっと今日読み終わりましたーー!パチパチ。最後の方は3ページ読んだら眠くなる催眠にでもかかったようだった。わはは。)、閑話休題じゃないですが、そちらがつらくなったら読む!というふうにさせて頂いていたエッセ…

『わたしのはたらき』西村佳哲(弘文堂)

「かかわり方のまなび方」を読んだ後、進めてくれたおねえさんに感想と共にご報告したら、「ごめん!わたし読んだの、それじゃなくてこっちだ!」と教えて頂いた「わたしのはたらき」。笑。(すごくそのおねえさんぽい。) 他の本もぜひ読んでみたいと思って…

『君の膵臓をたべたい』住野よる(双葉社)

「君の膵臓がたべたい」 タイトルにどきっとする。 タイトルで想像していた話とは違ったので、その点は面白かった。好き嫌いはわかれそうだけど、タイトルの引きのよさ。内容は「セカチュー」みたいな。これは「キミスイ」って略すんですね。 タイトルの理由…

『永い言い訳』西川美和(文藝春秋)

妻が死んだ。 これっぽっちも泣けなかった。 そこから愛しはじめた。 永い言い訳 (文春文庫) 作者: 西川美和 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/08/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (12件) を見る 映画『永い言い訳』予告編 突然のバス事故で…

『あの日、あの曲、あの人は』小竹正人(冬幻舎)

曲名を見て、一曲も知らない自分に驚いた!ひゃー 歌番組とか、そういや見なくなったな〜となんだか年齢を感じました。 本当に、自分の興味あるものしか聴いてないんだなあ! あの日、あの曲、あの人は (幻冬舎文庫) 作者: 小竹正人 出版社/メーカー: 幻冬舎…

『ふたつのしるし』宮下奈都(幻冬社)

ふたりの「ハル」。温之と遥名。 自分に正直だが、世間から落ちこぼれだと言われる「ハル」と 自分に蓋をしているが、優等生の「ハル」 ふたりの「ハル」のものがたりが、みつけた「しるし」によってやがて混じり合う。 ふたつのしるし (幻冬舎文庫) 作者: …

『春の庭』柴崎友香(文藝春秋)

ドラマチックでも、個性的な登場人物が出てくるでもない。何かが変わるわけでもない。 ただただ淡々と過ぎる日々。 ああ、そうか。普段わたしは小説に多くを求めすぎていて、これこそが、わたしたちの日常を切り取った話なんじゃないのか。 なーんて。 春の…

『美女は何でも知っている』林真理子(マガジンハウス)

林先生のカタカナの使い方が好きです。あと、口語。最後に「。」がないからなのかな。溢れ出る品の良さとかわいらしさ。 生活レベルが違いすぎておとぎ話のようなんだけど、洋服やダイエットや美容や恋愛の話題は全女性共通なんですね。ウン、ウン。わかる!…

『私は存在が空気』中田永一(祥伝社)

サブカルに片足つっこんだ人はきっと通るであろう浅野いにおさんのイラストが目を引いて。わたしと友人の中では「浅野いにおさんの漫画が大好きなひとは、まわりに迷惑かけるタイプのメンヘラ(かまってちゃん)が多い」という偏見があります。真夜中にSNS投…

『PRODUCERS' THINKING』高根順次(blueprint)

スペースシャワーTVの映画プロデューサーをされている、高根順次さんの本。 1〜3章は、ご自身がプロデューサーを務めた作品での例と共に考え方を、4章以降はリアルサウンドで連載されていたインタビューをまとめたものです。 PRODUCERS' THINKING “衝撃作…