『なめらかなお金がめぐる社会。』家入一真(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
CAMPFIRE、BASE、リバ邸、polca
面白い、新しい、と感じた先にいつもいるひと。家入一真さん。
CAMPFIREのプロジェクトから見る「小さな経済圏」の試みから、
今後、社会がどう向かっていくのか。家入さん目線の未来予測も覗ける本。
読みやすくて、面白くて止まらなくて、さくさく1日で読み終えた。
なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/25
- メディア: Kindle版
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今の日本の社会は、現状で十分達成されていることであっても過剰に理想像を煽っているような気がしてならない。消費者は物欲を耐えず刺激されて、それにより経済活動が賄われているのだ。
もちろん、そういう幸せもある。
大前提として、それこそが資本主義の本質なのもわかっている。
「それくらいなんとかしろ」と思うより、「それくらいだったらみんなで」という発想のほうが楽しいし、優しい。
人は希望を持つから絶望する。
夢を持つから夢に敗れる。
他人との比較ばかりをするから自信を失う。
完璧を目指すから失敗を恐れ、最初の一歩が踏み出せない。
過度に欲しがるから、心の穴が埋まらない。
今年に入って色々な種類の本を読み進めていく中で募っていたモヤモヤが、言語化してもらったことによって一気に晴れた!
知識が増えると、選択肢が増える。
CAMPFIREは少し敷居が高いな〜と思っていたんだけど、polcaを使ってなんかやってみたいな。シェアハウス内で何か仕掛けようかな。
大切なのは「どんな生き方をしたいか」であり、それは「自分にとっての幸せとはどこにあるのか」を探るということだ。
「やりたいことが特にない」それも全然悪くない。
安定している証拠じゃないかな、と思う。
ただ、いつも書いているけれど、『わたしは』将来の夢が好き。
欲張りなんだと思う。
あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい
もっと知りたい。もっと見たい。
いつか、そう思わなくなる日がくるんだろうか。
ちなみにアメリカでは2020年にフリーランスの数が労働人口の半数を占めると予測されているらしい。それだけ「脱会社」の流れが進んでいるということだ。
もっともっと楽しくなりそうだなって思った。
なめらかなお金がめぐる社会。
「自分にとっての幸せ」は他の誰かが突然与えてくれるものではなく、考えてくれるものでもない。
そこの価値基準は、見失わずにいたい。