=== memo ===

こつこつ読書感想文📝

『LIFE SHIFT』Lynda Gratton/Andrew Scott(東洋経済新報社)

2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される。いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい。(P1)

いやあ、面白かった。
「健康に生きられる期間が増えて、100歳以上生きられますよ!」
と言われたら、何を思いますか。

「教育→仕事→引退」3ステージ型仕事人生に別れを

ジャック(1945年生まれ)
ジミー(1971年生まれ)
ジェーン(1998年生まれ)

この本では、架空の3名を例とし、それぞれの人生シナリオを
資金・雇用・資産(生産性・活力・変身)のバランスの変化と共に追っていきます。

長寿化するのなら、その分資金が必要だろう。 = 長く働かなければいけないだろう。
というのは予想できるはず。

親世代でもあるジャック世代は「教育のステージ」「仕事のステージ」「引退のステージ」の3ステージで考えて生活していた人がほとんどでした。
しかし、今後多くの人が人生80年からその先、もう20〜30年を(健康に)生きる時代がくるとしたらどうだろう。(先ほどの問いをぜひ思い返してほしい!

 

3ステージモデルから脱却し、マルチステージの新しい生き方・働き方を考えるべきだと、ジミーとジェーンのシナリオで著書たちは説いています。

「私は何者か?」「私はどのように生きるべきか?」という問いに答えられるのは、結局のところ本人しかいない。人生が長くなれば、これらの問いは無視できないものになる。(P360)


この本を読んで繰り返し浮かんだのは、

「おとなの進路教室。」で 山田ズーニー さんが書いていた

「意志のある選択が人生をつくる」

という言葉でした。


「考える」ことがその人の意思になる。
100年ライフを恩恵と思うか不幸と思うかは、その人次第。過ごし方次第。

「おとなの進路教室。」も胸を張ってたくさんの方におすすめしたい一冊なのですが、
その中から、少し長いですが、わたしが特に希望にしている大切な一節を。

やりたいこと(WANT)
できること(CAN)
やるべきこと(MUST)
このうち、どれを、どうすればいいのだろう?H先生は、
「CAN(できること)はほっておいても太る」
と言った。なるほど、そのとおりだ。

私にとって希望がある日々とは、WANTがある日々のことだ。

新しいことも次第にCANになっていく。
MUSTは、進みつづけていれば、人生の岐路で必然的に来る。
WANTは未来。未来に対する経験もスキルもまだ、ない。
WANTにアプローチしつづける日々とは、失敗の多い日々だと、私は思う。

楽観的すぎちゃだめだけど。(楽観的すぎるところは、わたしの短所だ。)

準備はしっかり。でも、100年ライフをWANTがある日々にしていきたいな。
ドラえもんもびっくりな未来が待っていることを期待!(あ、でた、楽観的!)

 


欅坂46 - サイレントマジョリティー LIVE 平手友梨奈センター Best Hits MUSIC SHOW


意識高めのお知り合いから「WORK SHIFT」と「あなたの体は9割が細菌」も勧められたので、そちらも早々に読むぞ◎