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=== memo ===

こつこつ読書感想文📝

『億男』川村元気(マガジンハウス)

「ひとつだけ、わ、分かったことがあるんだ。人間には自分の意志ではコントロールできないものが、み、みっつだけある」「死ぬことと、恋することと、あとお金だ」

 

去年読んだ「君の名は」小説版の解説でみつけた

ひとは大切なことを忘れていく。
けれども、そこに抗おうともがくことで生を獲得するのだ。

という一節が沁みて、一度読んでみたかった川村元気さんの作品。
映画になったものとも迷いましたが、まずは、当時本屋さんで気になりつつ読んでいなかったこちらから。

 

「お金と幸せの答えってなに?」

 宝くじで、一晩にして3億円を手にした「一男」

これで、弟の借金だって返せるし、ばらばらになった家族だってもとにもどる!娘になんだって好きなものを買ってあげれる!
という気持ちとは裏腹に不安になった一男は、
「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ。」
という言葉を教えてくれた「大学時代」の親友、九十九に連絡をする。
事業で成功し、大金持ちになった九十九が出した答えとは、、、

以前、百瀬タイプの男性が
「ギャンブルは、結局お金を持っているひとが勝つようにできている」
と言っていた。(わたしはギャンブルに興味がないので、それが正しいのか判断できませんが)
そのひとは、海外の企業に投資をしていて、うまくいけば、◯年後に◯億入ってくる!とか、株の話とか、会社員のわたしからしたら想像できない額のお金を動かしているひとで。
そのひとに「じゃあ、そんなに多額のお金を得て、なにかしたいことがあるんですか?」
って聞いたら「物欲も、行きたいところも、特別食べたいものもない。今はそれをしているのが楽しい。」って言っていて、 投資家の方とかはそりゃあ大きな目標のもとに動いてるんだろうなあ、なんて思い込んでいたわたしは肩透かしをくらった気持ちになったのでした。
(もちろん、そのひとがたまたまそうだったのかもしれないけども)

 

わたしは「自分のほしいもの」をはっきりと選び出せるひとが一番豊かだと思っている。

 

渋谷直角さん「ゴリラはいつもオーバーオール」の大好きな一節がある。

岡本さんも小野さんも、僕がシビれていたのはそういう部分だった。
いわゆるオシャレ、とされているものも、ポップ・カルチャーもスカム・カルチャーも芸能界的なものも全部関係なく、自分の目で判断して、選んで、迷いなく取り込んでいるところ。
オシャレなもの「だけ」愛する人だったり、ステイタスとかカテゴリーとか誰かのオススメとかで判断するような人だったら、僕も気後れして、むしろアンチになっていたかもしれない。

ほしいものはたくさん誰にだってあるはずだ。やりたいことだって。行きたいことだって。知りたいことだって。


万佐子が言うように「確かに欲は人間を狂わせる。でもそれと同時に私たちを生かしている。」のだと思う。


ただ、その「価値」は「なんとなく」じゃなくて、わたしは自分で判断できるようになりたい。その為に、知識は必要だと思う。お金のことも然り。


最後に、現在のわたしのお金基準。ハチクロ真山くんの名言。

「もし好きな女に何かあった時にさ『何も考えないでしばらく休め』って言えるくらいには なんかさ 持ってたいんだよね」

(こんな世の中なので、男女関係なく!ということで。真山くん、シビれます。)