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こつこつ読書感想文📝

『未来に先回りする思考法』佐藤航陽(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)

著書:佐藤航陽

株式会社メタップス 代表取締役社長。

大学在学中の2007年に株式会社メタップスを設立し代表取締役に就任。2011年に人工知能を活用したアプリ収益化支援プラットフォーム「metaps」を開始。

これまで累計57億円の資金到達を実施し、東京、シンガポール、香港、台湾、サンフランシスコ、ソウル、ロンドンの世界8拠点で事業を展開。

 

2015年出版。

テクノロジー進化の流れから、「原理」から考えることの重要性、そして、今後来るであろう未来のテクノロジーの話と未来に先回りする意思決定方法が書かれた本。

 

「点」ではなく「線」で繋いで考えること。また、「現状のやり方を効率化できるか」よりも「今も本当にそれをやる価値があるのか」考える癖をつけたいと感じた。

未来に先回りする思考法
 

 

 

日本も米国も世界でトップクラスに豊かで、インターネットの普及率も高い国です。インターネットの普及は、誰しもに情報のアクセスを保証し、自分の世界と外の世界を客観的に比べることを可能にします。そのとき、今まで盲信していたものを盲信し続けられなくなることは十分にありえるでしょう。

現代では宗教という「ソリューション」の社会的な必要性は減っているのです。社会的な需要と供給の観点からみれば、先進国で無宗教者が増えていること自体は不思議な話ではありません。

 

 これ面白いなって思ったの。

社会の中で報われない人たちを前向きな気持ちにさせる「救い」だった宗教。

「救い」が、「神」から「テクノロジー」へ。ありえない話じゃないですよね。

絶賛お正月シーズンで、わたくしも詣て参りましたが、米国出身の友人に「日本人はそういうイベントのときだけ行くから不思議」って言われて、確かに!!ってなりました。

 

宗教や神様って「背中を押してくれるもの」って考えが一番わたしにはしっくりくるかな。占いも然り。

例えばだけど、おみくじの結果が悪かったら「こんな未来もあるかもしれない(ぞわわ)」って先にシミュレーションさせてくれるというか。良かったら、飛び込む勇気を貰える感じ。

 

現在の認識でできそうに見えることは、将来の自分にとっては楽勝でできる可能性が高いのです。今できそうに思えることをし続けることは、大きな機会損失ともいえます。もっと高い目標を設定していれば、もっと遠くまで行けたのですから。

時間の経過とともに自分の認識がアップデートされると仮定すれば、現時点で「できなさそうに思えること」とは「本当にできないこと」ではありません。むしろ、できるかできないかを悩むようなことはすでに「できることの射程圏内」に入っていると考えたほうがよいでしょう。

現代は「行動する人」が多くを得る時代です。

情報と資本の流動性が高まった現代において、かつて100年かけて起こっていた変化は、3年で起こるようになりました。かつての成功パターンは、すぐに時代遅れの古いものになってしまいます。

 

 最近、AI関連の映画をみることが多くて。


映画『her/世界でひとつの彼女』予告編

 


人工知能の未来『エクスマキナ』予告

 

どちらもすぐ来る未来なんだろうな。わくわくしますね。

長生きしなくちゃ!

 

無料試し読みなんていうのもあるんですね。ぜひ。

 

 

引っ越して環境も変わりひとりの時間も減って、それに仕事が忙しかったのもあって、約2ヶ月くらい空いて2018年はじめの感想文になってしまった。

去年始めたこの感想文、個人的には思考の整理にすごく役立っていると感じるので今年も続けます。気持ちがとても安定する気がする。書く作業が自己肯定作業になっているのかな。自分の意見も、よりまっすぐ伝えられるようになった。他人の意見の許容範囲も増えた。こう書くと、どんだけ自分に自信がなかったんだって話だけど。

1週間に1度くらいのペースで書きたいな。

 

個人的な目標というか感じたことは、やっぱり自分の興味ある本ばかり読んでしまうから(根がおたくだし)、今年は本+新聞も読む。

例えばなんだけど、スポーツにまったく興味ないからスポーツ選手の話とかまったくできないんです。わたし。

偏った会話が得意。

それでも悪くはないけど、自分でもいうのアレですがもったいないなって。

2018年は、一般教養の土台をつくるぞ。

 

以上、よい一年にしましょう。

 

勝手な自分との決め事なんだけど、お誕生日とか友人に「よい1年になりますように」とは送らない。「よい1年にしてね」とかにしてる。なぜなら、自分が舵を取らずに誰かがよい1年にしてくれるなんてことないと思うから。

なーんて、あたま硬いのかしらエピソードで今回は終了。

『女性の知らない7つのルール』エイドリアン・メンデル(ダイヤモンド社)

えとみほさん えとみほ(@etomiho)さん | Twitter

のツイートを拝見して手に取りました。

女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法

女性(あなた)の知らない7つのルール―男たちのビジネス社会で賢く生きる法

 

 前職も今も、男性が多い職場。

自分でも、どちらかといえば可愛がられてきたほうだと思う。

 

けど、前に書いた「自分を守るための嘘をつく」上司だったり、

「男性は、相手を貶めることがギャグになったりするんだな」と感じたことがあったり、(女性からしたら、モラハラじゃないの?!それ!っていう。)

「勝つためにはまず敵を知ること」じゃないですが、改めて、考えの違いを知りたくて。

題名のキャッチーさも然り。

知らないルール、なんて言われたら覗きたくなっちゃう。

 

男性優位社会で働くために、

女性と男性の育ってきた環境の違いからくる男性陣の暗黙のルールを理解でき、その中で、どのように仕事をしていったらいいかヒントをくれる本。

 

「なるほど!」と納得できる部分が多かった。

もちろん、全員が全員、あてはまるとは思っていませんが。

 

女性にとっての世界は、人間とその関係を中心とする。したがって人間関係に敏感になり、それを尊重し維持することを心がける。自分の振る舞いが他の人にどう映るかを気にかける。女性にとって、世界は人間関係によって織り成されたものなのである。

一方、男の子にとって世界は正反対のものだ。男の子は自我を形成するために、母親にある女性的特徴を排除しなくてはならない。

男性の自我の形成は「区別」から始まる。違いを明らかにし、強調することが大切になる。「男性」の土台となるものは、他者との関係から切り離された独立した自己にほかならない。

◆男の子はチームで競いあう遊びを好む→女の子は人形遊びなどを好む

◆男の子はチームで遊ぶ際に多くの失敗を経験する→女の子は人形遊びであまり失敗を経験しない。ルールがほとんどないためだ

◆男の子は失敗するともう一度必死にやるよう勧められる→女の子は失敗すると慰められる

◆男の子は失敗を犯すのは恥ずかしいが、致命的なことではないと学ぶ→女の子は失敗とは何かしらイヤな気分になるものであることを学ぶ

◆男の子は失敗してもあとで力を伸ばす努力をすれば、チームの尊敬が得られることを学ぶ→女の子は失敗したと言って人の注意を引けば、慰められることを学ぶ

 

男女両方、お子さんがいらっしゃる方に聞いてみたい。

 

やっぱり、失敗に対する対応って男女で違いますか?

 

わたしはほぼひとりっこなので、違いって全然わからないんですよね。

確かに、自分がこの本に例としてでてくる女性寄りだってことしか。

面白いなあ。

 

女性の知らない7つのビジネスルールは、

1. できるふりをする

2. 自分を強く見せる

3. つらくても継続する

4. 感情的にならない

5. アグレッシブになる

6. 戦う!

7. 真のチームプレーヤーになる

 

最近、またピラティスに通い始めたんですけど、他にも男性に混ざってできるスポーツを何か始めようかな。

スポーツ経験の有無にも左右される気がするぞ。

 

『チーズはどこへ消えた?』スペンサー・ジョンソン(扶桑社)

ネズミのスニッフとスカリー。

小人のヘムとホー。

二匹とふたりの「チーズ」探しの物語から、自分の行動を思う。 

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

 

あまりにも有名な本。

存在は知っていたのですが、またまた読んだことがなく。

有名なものには、有名なだけの理由がある。

絵本のように、かるーく読めるのに、心に残る本。

 

 

もし恐怖がなかったら何をするだろう?

 

 

状況が変わること・未知への恐怖って、つきものですよね。

 

わたしは、年々良くなっていると思うけど、こわがりなほう。

最近気付いたのですが、

親がめちゃくちゃ心配性で、子どもの頃、何をするのにもほぼ必ず反対されていたっていうのも関係あるかもしれない。

愛情だったのだろうけど、なんでも「だめ」って言われるのって、自分を否定されているような気持ちになるでしょ。しかも、子どもの頃って自分の世界で親の占める割合って大きいから。むつかしい。

 

「もし、恐怖がなかったら何をするだろう?」

 

これ、つい最近思い浮かべて考えを変えたことがあったの。

 

わたしひとりでやっていた仕事に、増員があったんです。わたしよりも経験もスキルもあるひと。規模が大きくなるから、ひとりじゃ難しいだろうと。

 

正直な話、ひとりでやれるし!(安定の負けず嫌い)とも思ったし、反面、今までつくったものを自分よりもスキルの高いひとに見られるのがこわかった。

ひっどいなーって思われたり言われたらどうしよう、なんて、できないくせに思った。見栄っぱりちゃんめ。

 

「もし、恐怖がなかったら何をするだろう?」

 

この時の恐怖って、本っ当にダサいけど、「自分ができないと思われたくない」だったの。

 

じゃあ、それがなかったら?と切り替えて、

「これが今の自分のスキルなんだから、それを認めよう。このひとと働く数ヶ月でこのひとから多くのものを学ぼう。」

って、思ったら、

「あれ、このタイミングで学べる機会をもらえて、すごくラッキーじゃない?!」って前向きな考えに変わって自分でも驚いたんです。

 

良い風が吹いた!

 

結果、毎日スキルをがんがん盗んでいる気分です。 

「知らない」と「知ってる」じゃ、天と地の差。たのしい。

自分のなかのこわがりちゃんが顔を覗かせたら、また何度でも思い出したい。

 

「もし、恐怖がなかったら何をするだろう?」